◆◆クレジット支払いのメリットデメリット②◆◆

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前回はクレジット支払いのメリットについてお話しました。逆にクレジット支払いにデメリットはあるのでしょうか。一緒に確認してみましょう。

クレジット支払いのデメリットとして挙げられるもの

1.リボ払いに対するリスク

2.自分のクレジットを不正利用されるリスク

3.支払い延滞による信用情報への悪影響

4.クレジット会社の請求日のタイミングによって発生するリスク

大まかにこの4つが挙げられると思います。それぞれどの様な内容なのか、そしてどの様な対策が出来るのかを深堀してみましょう。

1.リボ払いに対するリスク

リボ払いとは簡単に言うと「一回で払えない金額の買い物を分割支払いにする」という仕組みです。例えば車の購入やブランドのバッグ等普段なら購入出来ない金額の物を今後毎月定額支払いで払っていくという事なので、メリットとして使える仕組みでもあります。

では何故リボ払いがリスクとして考えられるかと言うと「支払いに大きな金利が発生してしまう」からです。金利とは本来貸したお金に対する利息分を意味します。その為クレジット支払いのリボ払い金利対してはよく「手数料」というワードが使われることが多いです。この手数料ですが、クレジット会社によって多少異なりますが凡そ分割支払いにした金額の15%が相場です。手数料の金利は1年間計算(年利)なので毎月の支払に含まれる手数料の割合は日割り計算が主ですが、クレジット会社によっては月割り計算である事もあり、支払いしている側が分割残金が後いくら残っていて手数料がどれ位なのかを把握し辛いのもリボ払いの厄介な所です。

また手数料15%と聞いて、例えば10万円の買い物ならプラスで15000円払えば良いという事ではなく、支払いの都度残っている元金に対して15%の手数料が乗せられます。その為最終の支払い総額は15%以上の手数料を支払う事になります。

1-1.いつの間にかリボ払いになっているリスク

本来ならリボ払いを選択する必要は無く、常に一括支払いで設定していれば良いのですが実際にクレジット支払いをしていると、いつの間にかリボ払いになっていたという話を聞く事があります。主な原因として「クレジット申し込みを行う時にリボ払い設定の欄にチェックを入れてしまう。」「クレジットの連携アプリを触っている内にリボ払い申し込みをしてしまう」等が挙げられます。クレジット会社にとってはリボ払いの手数料は重要な利益となります。その為申し込み時の案内欄やアプリ内での画面にてリボ払いの設定を促す画面になる事が度々あるからです。

どの様な対策が出来るのか:                                 申し込み画面では自分のチェックした項目を一度読み直してリボ払いにチェックを入れてないか確認する⇒アプリ画面を見るときは慣れない間は不要なチェックは避けて請求金額の詳細を見るだけに留めておく。当たり前な内容になりがちですが基本的な動作でリボ払い設定を避ける事が出来ます。

2.自分のクレジットを不正利用されるリスク

スキミングという言葉を聞いた事はあるでしょうか。クレジットカードの磁気情報等を不正に読込んで内容を盗む事です。スキマーという特殊な機械を使用して行う様です。また、クレジットカードを紛失してしまい他の人に盗まれるとカードに記載されている情報をそのまま利用して決済をされる可能性もあります。

最近だとフィッシング詐欺(ネット上に用意された偽のサイトに誘導してクレジット情報を入力させ不正利用する)という手口も有名です。この様にクレジットカードを不正利用しようとする手口は年々巧妙になっていっています。

どの様な対策が出来るのか:                                             ◆クレジットの紛失やカード情報漏れを防ぐ⇒基本的な所ではカード情報を周りに伝える様な事態にならない様にする事が大切です。昨今では誤ってSNSに載せた写真にカード番号が載ってしまうといった事態もある様です。自分のクレジットカードは親にも見せない様にしましょう。

万が一不正利用された場合はすぐカード会社に連絡する⇒もし自分のカードに不正利用の痕跡があった場合はすぐ発行元のカード会社に連絡しましょう。不正利用された場合の料金に対してはカード契約者の負担にならない仕組みがしっかり存在します。もしカードの不正利用が発覚した場合はその分の支払いは取り消しになりカード契約者に返金されます。この仕組みを「チャージバック」と言います。

カードその物を持ち歩くよりクレジット決済が出来るPAYサービスを利用する⇒もしiPhoneを使用しているなら「ApplePay」、androidスマホを使用しているなら「Google Pay」サービスを利用する事をお勧めします。これらは予めスマートフォンの中にクレジットカードを登録しておく事で買い物等の際にクレジットカードを使わずにスマホからクレカ決済を出来るサービスです。この決済方法は「カード情報を伝えられない」、「カードを持ち歩かなくても良いので紛失の心配がない」、「スマートフォンに指紋認証や顔認証を設定しておけばもしスマートフォン自体を紛失しても他の人が不正に決済を利用できない」等いろいろな利点があります。ただし全てのお店で使える訳では無いので普段お買い物や決済を行う機会が多い場所でPAYサービスが使えるか確認しておくと良いですね。

3.支払い延滞による信用情報への悪影響

前回お伝えした信用情報ですが、もしクレジットカード請求の支払いが滞ってしまった場合逆に自身の信用情報に悪影響になってしまう事もあります。支払いするはずの請求額が口座から引き落とされず2か月以上延滞されると信用情報に載ってしまうと言われています。勿論1か月でも支払いが滞ってしまう事は避けたい所です。今後クレジット支払いにしたけど、延滞したらどうしよう。。という不安を解消するにはどうすれば良いか考えてみましょう。

どの様な対策が出来るのか:                                 ◆メインの銀行口座に請求先を設定しておく⇒メインの銀行口座とは毎月の給料が振り込まれる銀行口座の事です。人によっては複数の銀行口座を持っていて「給料振り込み用」「決済の支払い用」等に分けている事もあります。その方が毎月出ていくお金と残るお金を明確に分ける事が出来るからです。ただ慣れない内はクレジットカードの支払い先は給料振り込み用口座に設定しておく事をお勧めします。

最初は毎月必ず払う固定費の支払いだけ使ってみる⇒本来クレジットカードで買い物をする事でキャッシュレスのメリットを体感しやすくなりますが、最初は固定費の支払いのみをクレジットカードにしておいて毎月の支払いとポイント還元を確認してみる。というのも良いかと思います。そうする事で毎月の固定費の見直しもしやすくなりますし、またポイント還元のメリットも受ける事が出来ます。固定費の支払いのみにクレジットカードを使用している間は財布にカードを入れておく必要もないので紛失の心配やスキミングの心配もありません。 

4.クレジット会社の請求日のタイミングによって発生するリスク

クレジット支払いが現金支払いより少しややこしい点があります。それは「締め日」と「請求日」です。締め日とは、使用した金額の集計を行う期間の事を言います。請求日とは言葉の通りクレジットカード会社が契約者の銀行口座に請求を掛ける日の事です。

例)DCカード:毎月15日締め、翌月10日請求

この例だと、「4月16日~5月15日の間に使用した金額を6月10日に請求するよ。」と言う意味です。その次は「5月16日~6月16日の間に使用した金額を7月10日に請求するよ。」という形で続いていきます。

この締め日の期間に使用金額の集計がされて請求日に必ずお金が請求される訳ですが、請求日はクレジットカード会社によって多少異なります。そしてこの請求日がデメリットになる事がある原因として契約者の毎月の給料振り込み日との関係 があります。もし契約者のクレジット請求日が毎月10日だとして、給料振り込み日が毎月25日だとしたら、毎月給料振り込みされた25日から翌月10日(クレジット会社からの請求日)まで約15日~16日空いてる事になります。ある程度貯蓄が出来ているのなら本来問題になりませんが給料振り込みから15日の間に食事や買い物を行っていたらクレジットの請求日には思っていたよりお金を使い過ぎていた。。という事になりがちです。自分の管理次第で解決できそうな事ではありますが、こういった悩みやストレスなく継続できる対策を考えてみましょう。

どの様な対策が出来るのか:                                 ◆給料日のすぐ後に請求日が来るカード会社を探してみる⇒例えば楽天カードやセディナは毎月月末締め、翌月27日請求です。給料振り込み日が25日なら、振り込みの2日後にカード請求が来るので残金が分かりやすくカード請求日までに使い過ぎてしまう事態を避けやすくなります。こうした給料日と請求日が近いタイミングで毎月来る仕組みを作れば「支払い延滞による信用情報への悪影響」も意識せずとも回避出来ます。

今回はクレジットカード支払いのデメリットと対策をお伝えしました。クレジット支払いはとても便利なサービスです。デメリットは少しの工夫で上手に回避して、ストレスなく利用していける様にしましょう。                            

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